チェーンソーCDIユニットの製作奮闘記

CDIの自作

無接点式CDIユニットの製作
チェーンソーの点火装置

新ダイワ346のCDIユニットの製作


新ダイワ346のチェーンソーの
エンジンが掛からないので、調べていくと、スターターを引いてもプラグから
スパークが出ない、CDIに問題が有りそうだ、
メーカーに問い合わせると、古い物なので部品の供給は終了したとの事、
他の機種で互換性が無いか調べてもらうが、合う物が無い
このままゴミにしてしまうのは、もったいない、自作する事にする。

無接点電子点火装置にはコンデンサーの蓄電と放電を利用して高電圧を
発生させる、CDI方式と

トランジスターを利用したTTL方式があります。
今回は新ダイワ346に用いている、CDI方式を取り上げます。

流通の数は半々のようです。

新ダイワ346の場合イグニッションコイル・ピックアップコイル
CDIユニットと3点で構成されていますが、
現行品では3点を一部品にまとめたCDIが主流です。
部品価格も1/3位に成っています。
技術革新ですね。


1)プラグからスパークが発生しない場合の故障部位
 



2)新ダイワ346の構造・基本回路・原理・特徴               
  

A、 構成部品とその構造
B、 基本回路
C、 作動原理
D、 パルサコイルによる点火時期の自動切替進角
E、 CDIの常温時 標準性能
F、 特徴



3)回路図の作成
  メーカーからの回路図は部品の型番がなくブラックボックスになっているため
  作成する。
  エキサイタコイルの発生電圧が200〜300Vなので余裕をみて耐電圧を600V以上に
  設定する。
  エンジンが逆回転する場合は、パルサーコイルとサイリスターの間に
  600Ωの抵抗を入れると改善できるそうです。(きこりさん発案)

     

    ※使用部品一覧(エキサイタコイル CDIユニット部)



  ※基盤図






 ※エキサイタコイルの製作





  オシロスコープによるエキサイタコイル電圧波形

  アイドリング回転では、スパークするが、回転を上げると、
  2000回転くらいから
  スパークが出ないので、オシロスコープで波形を
  観測してみました。

CH1黄色がピックアップコイルの波形です、
1V/DIVなので、ピーク電圧1.2Vでサイリスターのトリガー
電圧の0.8V以上なので正常ですが、本来第1パルサー波形と
第2パルサー波形の2波形のはずが、第3波形が存在していました、
この波形が回転の上昇しない原因でした、
詳しくは次項で説明します。

CH2桃色がエキサイタコイルのダイオードで整流された波形です
50V/DIVなので、ピーク電圧170Vで正常ですが、
ピークがピックアップコイルの最後の、第3波形と一致しています、
この事を、覚えていてください。


この波形はアイドリング回転で正常にスパークしている時の
波形です。
CH2桃色の波形は、回路図ではサイリスターのアノード部
(コンデンサの畜電電圧)の電圧になります、
コンデンサーに150V畜充され、第1パルサー波形がサイリスターの
トリガー電圧0.8Vで、トリガーされて、アノードとカソード間が
ONしコンデンサーが放電し0Vになり、イグニッションコイルに
高電圧が発生し、プラグからスパークしています。


左側の波形が2000回転位になり、
プラグからスパークが出なくなった時の波形です。

右側はスパークしている、波形です
左右を見比べると、原因が分かると思います。

第3波形が成長し、サイリスターがトリガーしてしまい
コンデンサーに畜電が完了出来ないため、プラグから
スパークが出ません。
回転を上げてもスパークするようにするには
第3波形が発生しないようにする事が必要です。



第3波形の発生原因である、パルサーコイルの加工について、
上左側が加工前の写真で端部をサンダー等で切断し
写真上右側の様に加工して下さい。
左側の波形が、過去後のピックアップコイル波形です、
第3波形が、きれいに無くなっています。
これで一安心


パルサーコイルを加工した、コンデンサー電圧波形です、
回転を上げても第3波形が発生せず、高回転でもプラグから
スパークしました。
コンデンサー電圧も230Vまで畜電できてます。



  試運転

  燃料を入れて
  チョークを引き
  スイッチをONして
  スターターを引く、数回引くと、初爆が有りチョークを戻す
  スターターを引くとすぐ始動
  アイドリングは安定している
  スロットルを引くと、ストレス無く、最高回転まで吹け上がりました
  今回は、無負荷での20分位のテストでしたが、エンジンが、非常に調子よく回ってくれました。
    始動性も非常によく、
    感激です。
    これで後は問題は無さそうです。



                   CDI製作奮闘記 気軽にどんどん書き込んでください
                 


  後書き

こんな、おんぼろな、HPにアクセスいただき、深く感謝いたします。
このHPの製作目的は、データベースとサーバーの構築の勉強の為でした。
どの様にしてサーバーにアクセスするのか疑問がいっぱいでした。
HPを作るのなら、その時修理していた、チェーンソーのCDI修理記録を、題材にしたらと思い始めました。
でも、
HPの製作・CDI修理共に興味深く、時間を必要としました。
この経験はきっと、どこかで役に立つ時が来ると思います。


2015/12/7