基本回路



      1) ダイオード
           ダイオードは三角矢印の方向には自由に電流を流すが、逆の向きには抵
          抗が非常に大きく電流の流れを阻止する性質をもつ半導体素子です。
          電流の流れる方向を順方向といい、実際使用するに当たっては定格電流、逆
          耐圧(逆方向に電圧を加えた場合の許容限界のこと)などに注意する必要が
          あります。
      2) コンデンサー
           多量の電荷を蓄える目的に作られています。CDI方式におけるコンデ
          ンサーの役目は次の説明によりおわかり頂けると思います。
          コンデンサーに電池(直流)を接続すると蓄電が始まりコンデンサー両極の
          電圧が電池の電圧に等しくなるまで電流は流れます。
          次に電池を取り外したのち、両極を短絡させることにより放電させるとコ
          ンデンサーの電荷は零になります。
          以上の性質を利用してエキサイタコイルに発生した電圧・電流を一時蓄え、
          かつ、必要時に放電します。
      3) パルサコイル
           CDIユニットに組み込まれているサイリスタを通電させ、コンデンサに蓄
          電されている電力をイグニッションコイルに印加させるための電源コイルで
          2〜3Vの電圧を発生します。
      4) サイリスタ
           通常は不導通状態にあるゲート(G)とカソード(C)間に一定電圧が加えら
          れるとアノード(A)からカソードへ導通状態となり電流は流れます。また導通
          状態から不導通状態にする場合は、ゲートの電流を零にし、アノードとカソード
          間の電流も零にする必要があります。このような性質を利用して、パルサーコ
          イルに発生する信号電流の変化でもってポイントの役目をさせています。