パルサコイルによる点火時期の自動切替進角

装置はパルサコイルを2個使用し、始動と運転時の点火時期がロータの回
転数帯に合せて自動的に切り替わるシステムとなっています。

1) 回路

2) 作動原理

イ、 ロータの回転数に応じて、2つの巻線仕様の異なるパルサコイル
   に発生する電位差を利用しています。

ロ、 始動時のロータ回転数においては、
   第2パルサコイルに発生した電圧
   にてサイリスタが作動します。
ハ、 エンジンが始動し、ロータ回転数が上昇
   すると、それに伴い第1パルサコイルの
   発生電圧も成長し、サイリスタ作動電圧
   に達します。その結果、サイリスタの
   作動電圧は第1パルサ側で得られることに
   なります。
   こうして自動的に点火時期が切り換わり
   ます。

ニ、 更に詳細を述べますと、始動時には点火時期はクランク軸角でみると、上死点後1°〜
   上死点前1°に有りますが、
   通常運転時には上死点前22°〜28°で正常な点火時期が得られます。
   従って始動時の反力、すなわちケッチンを防止し始動を容易にします。